米とは?
- 米は稲の果実であり、人間の主食の一つである。
- 米は人間の体に欠かせないビタミンやミネラルなど多くの栄養素と
- エネルギーの元である炭水化物を持っている。
米の種類
米は様々な種類があり、米粒の形で区分する場合は「ショートグレインライス」(短粒/Short Grain Rice)と「ロンググレインライス」(長粒/Long Grain Rice)に分けられる。タイで栽培されているほとんどの米はロンググレインライス、つまり粒の長さが7ミリメートルを超える品種である。 米の性質あるいは科学成分で区分する場合は「うるち米」と「もち米」に分けられる。
ロンググレインライス
Long and slender kernel 3-4 times longer than its width such as Basmatic Rice from India and Jasmine Rice from Thailand
ミディアムグレインライス
Shorter and wider kernel 2-3 times longer than its width such as Calrose Rice from USA and Australian Rice.
ショートグレインライス
Short Grain Rice - Short, plump, almost round kernal such as Arborio from Italy and Japanese Rice.
米の栽培
タイは世界で見ても指折りの農業国家であり、特に限定的な場所でしか栽培できない米は、世界トップクラスの輸出量を誇っている。
タイの稲作
タイの稲作は2つの時期で行われて、雨季に田植えする米「カーオナーピー」と乾季に田植えする米「カーオナープラン」がある。
- 「カーオナーピー」とは通常の稲作の季節である雨季に作られる米のことである。5月〜10日の間に種まきや田植えなどの作業を行い、翌年の2月までに収穫される。 このカーオナーピーは毎年同じ時期に穂を作り始め収穫できるまで120日ほどかかるので、年に一回しか収穫できない。
- 「カーオナープラン」とは、通常の季節である雨季以外でつくられる米のことである。光が穂作りにあまり影響しないので、収穫までは90日ほどかかる。1月から始まった場合は遅くても4月に収穫するので、タイ中部のような水が豊富な地域であれば、年に2・3回収穫できる。
米の品種
ジャスミン米
ジャスミンライスはタイなど東南アジア地域原産の品種であり、年1回しか収穫できずタイの東北地方に広くされている。 特徴的な香りと、細長く透明で光沢感のある白さと、ちょうど良いもっちりとした柔らかがある。
白米
籾すりと精米された玄米は白米となる。主に水が豊富なタイの中部で栽培されているので、年に数回収穫できる。白米はその柔らかさと美味しさと手軽な値段から世界中に愛されている。
玄米
玄米は、精米工程を通さないあるいは一部だけ精米される米であり、白く精米された米より栄養素と食物繊維が豊富に残っている。
もち米
もち米は、蒸し炊くことで白濁の米粒がきれいな半透明に変わり、粘り気が出る。主にタイの北部と東北部に栽培されており、アジア圏で広く食べられている。主食として食べるの他に地酒の原料としても使われる。また、もち米粉は食品やお菓子の産業にも多く使われる。